【スマホの次にくるものとは】5Gによって変わる日本の生活
こんにちは!Lucy(@Lucy93014)です。
いよいよ今年の4月から5Gが日本で商用サービスを開始しますね。
というのも、実は5Gは世界的にはもうすでに実装されていることを知っていますか?
5Gにおいて先進的に開発をしているアメリカと韓国は2018年に5Gを商用サービスとして提供しているんです。
しかし世界のことは置いといて、5Gのサービスが始まったら、日本はどうなっていくのでしょうか。
『5Gによって日本の生活は変わるのか』
という疑問にははっきりと答えられます。
変わります。しかも良い変化といっても過言ではありません。
今回紹介する記事は『5Gビジネス (日経文庫)』を参考にしました。
1. 5Gによって変わる日本の生活
日本の世界が変わると言っても、ガラッと変わるわけではありません。
今あるものがより便利になるという意味です。
1-2. スマートフォンの革新
第一にスマートフォンが革新します。
5Gは、4Gよりも10倍も通信速度が早いです。また、情報を処理する技術も高くなっており、一つの基地局に退寮の端末を収容することが可能になっています。
要は、通信速度が桁違いに早く、データの容量もバカデカくなっているという訳です。
厳密には、あなたが契約している通信事業者によって異なるのですが、ダウンロード時間をはじめとするインターネット回線が非常に高品質になっていることは確かです。
そして、ディスプレイ技術の革新によって「折りたたみスマートフォン」が新たに開発されています。
というよりも、2年前から韓国は5Gは実装済みなので韓国ではすでに発売されています。
折りたたみ式スマートフォンは、画面とキーボードに分かれているわけではなく、一つの画面を折り曲げて使用するという形式のスマートフォンです。
これによって何が注目されているかというと「動画配信サービス」です。
1-3. 動画配信サービスの拡大
「U-NEXT 」や「Amazon Prime Video」などの動画配信サービスが今までよりも拡大します。
どういうことかと言いますと、まず1-1でも紹介したように「折りたたみ型スマートフォン」の普及によって大画面で動画配信が見られるようになります。
いわば「持ち歩けるテレビ」です。ワンセグとは違って通信速度が桁違い、かつ映画やアニメ、テレビ番組が見放題です。
次に、通信事業者による「動画配信サービス」の後押しが待っています。
「au」で有名なKDDIは「auフラットプラン25 Netflixパック」というものをサービス提供しています。
月額料金が、通常のパックよりも1,000円高い代わりに、Netflixとauビデオパスgふぁ無料で利用できるというものです。
一方ソフトバンクでは「ウルトラギガモンスタープラス」という、動画配信サービスとSNSのデータ通信は、契約の50GBから減算されないというサービスも提供しています。
1-4. マルチアングルでスポーツ観戦
マルチアングルとは、その名前の通りある対象を様々な角度から撮影し、同時に配信するというシステムです。
5Gによる技術革新(=イノベーション)によって実現した仕組みといって過言はありません。
マルチアングルを利用して、スポーツ観戦をしたりライブ中継をしたりなど、様々な使用用途ができます。
1-5. XRの拡大
XRというのはVRやARのような技術の総称です。
VRは「virtual reality(=仮想現実)」
ARは「augmented reality(=仮想現実)」ですね。
このような技術を使用しつつ、リアルタイムで配信するというのは4Gでは実現困難でした。5Gによる「多数同時接続」「高速大容量」「超信頼・低遅延」の恩恵を1番受けているのがこのXRだと言えます。
コチラも様々な利用用途が期待されており、スポーツ観戦をVRで楽しんだり、オンラインゲームの世界を実際に体験できる装置が一般家庭に商用化されたり、色々と期待が膨らむ技術革新です。
1-6. コネクテッドカーによる「完全自動運転」の実現
コネクテッドカーは、5Gの商用サービス化の中で1番期待されているコトです。
皆さんは「自動運転」なら聴きなれている言葉ですね。
コネクテッドカーとはインターネットと繋がっている車を指し、自動運転車の実現には切っても切り離せない意味があります。
残念ながら、完全な自動運転はまだ当分先と言われています。厳密には2030年代に実現可能だそう。
しかし、限定的なエリアにおいて人が運転しなくても良い自動車が開発されるのは2020年代と言われています。
5G実装前の段階では、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作をほとんど自動車がわが担う段階まで来ています。
しかし、緊急時や、車側の技術がまだ追いついていない状態です。
1-6-1. 「完全自動運転」とは
「完全自動運転」とは、エリアに関係なくどこでも自動で運転してくれる車のことを意味します。
自動運転の自動化度合いはレベル0〜レベル5の前6段階あります。
レベル0が完全に人間側が運転する状態のこと。
レベル1はアクセル・ブレーキ操作による加減速とハンドル操作による方向転換のいずれかの一方の自動運転を車側が担う状態のことです。
レベル2は、アクセル・ブレーキ操作による加減速と、ハンドル操作による方向転換の自動運転を両方車側が担う状態のことを指します。まだこの段階では主体は人間側ですね。
ちなみに2020年1月の日本はこの段階と言われています。
レベル3は車側が運転の主体です。原則として全て車側が運転しています。車側からの要請に応じて人間が運転します。ちなみにアメリカはすでにココの段階まで来ています。
レベル4は限定的なエリアにおいては緊急時も人間が介入する必要もない自動運転です。都内限定で「無人タクシー」「無人バス」が実装され始める段階です。
レベル5はエリアの限定がなくなります。いわば「完全自動運転」ですね。
レベル4までは2020年代に実現するそうです。レベル5の実現は2030年代までかかるそう。
楽しみですね!
1-7. 医療分野における「遠隔診察」
5Gによる恩恵は、医療分野も範疇の中です。
都会と地方では、高齢者の密度も違います。そして病院の数や医師の数も異なります。
そんな中で、遠隔的に診療ができれば、その問題が解決されていきます。じつはこの「遠隔診療」はすでに実現済みです。
今注目されているのが「遠隔手術支援」というものです。
患者の状態は刻々と変化していきます。その状態や的確な施術方法をAIが解析し、医師の手術をバックアップするという仕組みになっています。
救急車などで移動している際に、AIによる適切なオペで命を救う可能性を伸ばせます。
現時点で中国がこれを実証済みです。日本もいずれ来る日が来ますね。
では「遠隔手術」はどうでしょう。じつはかなり深刻な問題があります。
というのも「遠隔手術」の需要は患者の状態を見越して、海外にいる優秀な医者のもとに行くのが難しい場合にのみ「遠隔手術」が必要になってきます。
もしAIの誤作動や通信障害によって患者に致命的なミスをしてしまい命に関わった場合の責任問題がややこしくなってくるわけです。
5Gによる医療分野によるイノベーションは「遠隔手術支援」です。これによって多くの命が救われることが期待されますね。
1-8. パワーアシストスーツによる介護支援
介護における需要は、世界的に見ても日本が1番高いでしょう。
少子高齢化社会と介護者の労働人数の減少、地方と都会の格差などの問題を解決すべく「パワーアシストスーツ」というものがアメリカでは開発されています。
皮膚からの生態電位信号を検知して、装着者の意思に沿った体の動きを支援する世界初のパワーアシストスーツが「サイバーダイン」という企業から開発されました。
日本における介護業界のニーズは高まる一方です。
事業者にはここにもっと投資してもらいたいものですね。
1-9. セキュリティにAIが導入
セキュリティがかなり高まります。
AIが導入することで、認証技術が格段に高まります。
例えばドローン、気球、ヘリ、飛行船などにAIを導入すると、地上からだけでなく、上空からもセキュリティが強化されます。(立体セキュリティ)
AIが不審な人物を動作や人相、視線などで感知して、個人ごとにスコアリングします。そのスコアが一定数を超えると監視員に早急に知らせて、事故事件を未然に防ぐことだって可能になってきます。
それによって、プライバシーの問題もありますがね。
2. 5Gによって変わる日本の生活まとめ
5Gの大きな特徴は3つです。
①高速大容量通信(eMBB)
②超信頼・低遅延通信(URLLC)
③多数同時接続(mMTC)
その5Gが2020年4月より商用サービスを開始。それに伴って日本の生活が変わってくると冒頭でも説明しました。
- スマートフォンのイノベーション
- 動画配信サービスの拡充
- XRの本格実装
- コネクテッドカーの革新
- 医療・介護分野における技術的支援
- セキュリティの高度化
今回の記事は全て「5Gビジネス (日経文庫)」を読んだ後、それを噛み砕いて説明したものになります。
今回紹介した5Gについての情報はほんの一部分でしかありません。
①1G〜5Gまでの変遷
②スマホの次の電子媒体は何か
③6Gについて
④5Gが世界的にどれくらい進んでいるか
⑤5Gで変わる生活とは
⑥5Gに対して日本がどれくらい遅れているか
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。