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【電子書籍のどこが良い?】紙の本と徹底比較【ついに決着】

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電子書籍と紙の本、どちらが良いのか遂に決着がつきました。

結果は電子書籍です。

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こんにちは!ルーシィ(@Lucy93014)です。

この決着はあくまで「電子書籍」と「紙の本」のメリット・デメリットを比較した上でLucyが偏見で判断したものです。

なので今から紹介する記事は、電子書籍と紙の本の特徴をまとめたものです。それを見てあなたが判断して下さい。

実は2020年の現時点で、電子書籍の普及率は右肩上がりなのを知っていますか?テレビCMなどを見て漫画アプリを入れているあなたは、もう電子書籍を使用していることになります。

 

詳しくは目次を見てお好きな所をご覧ください。

 

1. 紙の本のメリット 

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電子書籍のメリット・デメリットをまとめる前に、紙の本のメリット・デメリットを紹介します。

皆さんにとって紙の本の方が、特徴が共感しやすいと思ったので先に解説してみますね。

 

1-1. 所有欲を満たしやすい「読書している感じ」

所有欲とは「我がものにしたいと思う感情、欲望」のことを指します。

書店に行くと様々な本が陳列しています。その中から自分が興味のある本を手に取り、読みたければ購入する。

自分の好きな本を実際に手に取って購入することができるわけですから所有欲が満たされているのがわかると思います。

この感じが電子書籍にはない、紙の本だけの感じではないでしょうか。

 

他にも、読書をしている感じが得られるのも紙の本特有の特徴です。

形から入ると、後から感情がついてくるように、「読書をしている感」を出すことで読書が楽しくなっていきます。科学的根拠というよりもLucyの経験上そう言えます。

本を開く、匂いを嗅ぐ、ページをめくる…それぞれの5感によって、自分が読書をしている感じが満たされて行くのが、紙の本の特徴とも言えると思います。

 

1-2. ページをめくる楽しさがある

ページをめくる楽しさは、本を読む人ならわかっていただけると思います。普段本を読まない人は「絵本」なんか想像してみるとわかりやすいかと。

次のページがどうなっているかは、めくってみないとわかりません。

電子書籍だと、タップ一つで次のページに移動してしまいます。よって、電子書籍にはページをめくるときのワクワク感は薄いことが分かっていただけると思います。

 

1-3. 本特有の匂いを感じられる

本特有の紙の匂いが好きな人は少なくないと思います。

書店に立ち寄ったときのあの匂いです。電子書籍には到底あの匂いは再現不可能ですよね。

本のページをめくった時に微かに鼻に感じる本の匂いが好きな人は、僕だけではないはず。

古い本になるとまた匂いが変わっていきます。書店と図書館の匂いが違うのはそのためだと思います。

本には寿命があります。次第に紙の色が黄色くなっていき、ボロボロになって行くと同時に、匂いも変化してきます。

「本特有の匂い」は紙の本の大きな特徴とも言えます。

 

1-4. 中古品が安値で購入できる

紙は中古品になると、価値が下がります。なぜなら先ほども述べましたが、紙には寿命があるからです。

漫画や小説などを中古で購入した人は多いはず。

ただ本の内容が知りたい人は、中古本などで安価に購入した方が断然お得です。

 

1-5. 本を売ることができる

本を売ることができるのも、紙の本だけの特徴と言えます。

電子書籍を売るには、自分が執筆した書籍でなければなりません。

紙の本では、人が書いた本(マンガ)をブックオフや、メルカリ(=フリマアプリ)などで売ることができます。

 

1-6. ネット環境がなくても読書ができる

ネット環境が悪い山の奥や田舎でも気にせず読書をすることができます。当たり前ですよね。

電子書籍でも、ダウンロードできる場合があります。そうすればオフラインで読書ができるのでネット環境を気にせず読書ができます。

しかしそのようなケースは、電子書籍サービスによって様々です。

紙の本はアナログ媒体です。古来から書物として存在しており、インターネットが普及する前の時代から本は存在していました(当たり前)。

ネット環境や通信制限などは一切考えなくても本が読めます。

 

1-7. 図書館に行くと無料で読める

僕の近くには区立図書館があります。あなたの近く(在学先)にも図書館はあるはずです。

そこの本が全て無料で読めるのは、改めて考えてみたら凄いことですよね。

中には、古くて歴史的価値のある書物なども見ることができます。

それらは電子書籍では、見ることができない場合があります。

電子書籍で購入した書籍が、図書館で無料で貸し出しできたりすること事だって多々あります。

 

1-8. 栞やブックカバーで個性を出せる

しおりやブックカバーで個性を出すのが紙の本の楽しみでもありますよね。

お気に入りの栞を購入したり、中には自作で栞を作っている人もいるでしょう。

自分だけの読書グッズを取り揃えて、読書に個性を出すのも、紙の本の良いところかもしれませんね。

 

2. 紙の本のデメリット

2-1. 在庫切れがある

紙の本には、どうしても在庫切れの場合があります。

本というアナログ式書籍は有限ですし、電子書籍のように自分でデータ化は出来ません。写真を撮って保管しようにも量が多すぎて自分では不可能だと思います。

自分の読みたい本が、在庫がなくて再入荷待ちなんて経験はありませんか?

僕が今読みたい本が在庫切れで、絶賛再入荷を待っている状態です。紙の本は有限で、数に限りがあるのがデメリットと言えます。

 

2-2. 時間が経つと紙が腐敗する

先述した通り、紙には寿命があります。

時間が経つと紙は腐敗して、黄色味を帯び変色していきます。また、虫も湧くのをご存じですか?

古い本や、しばら句読んでない本棚にしまっている本を開くと虫が沸いている時があります。

 

本からたまに出てくる虫は「シミ」「チャタテムシ」「シバンムシ」の3種類で、中には大繁殖してしまう虫もいるとか。

ハーブやラベンダーなどの栞を使うと、虫が沸きにくくなるらしいです。

虫が苦手な人は電子書籍がオススメです。

 

2-3. 持ち運びが比較的不便

持ち運びが電子書籍と比べて不便です。

文庫本や新書ならばまだ持ち運びは楽そうですが、単行本などになってくると鞄の中でもスペースをとってしまいます。

読書好きの中には、複数の本を持ち歩く時があるので、その時はかなり持ち運びが不便になってしまいます。

マンガなんて滅多に持ち歩きませんよね。人に貸す時くらいです。

 

2-4. 傷つきやすい

僕が新しい本を読む終わった時には、どこかしらが傷ついています。

かなり丁寧に扱っているつもりではありますが、ページが折れていたり背表紙の色が剥げかかっていたりします。

手汗がコンプレックスの僕にとっては、紙の本を読んでいると、本が少しふやけてきてしまいます。

傷がつきやすいのが難点ですね。電子書籍は書籍自体はデータなので一切傷がつきません。

 

2-5. 購入しに外出しなければならない

本は自宅に売っていません。

だから本屋や図書館に出向かなければなりません。

本屋は、僕は好きなので全然苦ではないのですが、たまに面倒臭くなる時があります。

今は、通販で本を取り寄せると自宅に配達に来てくれますね。でも配達までに、翌日以上はかかってしまいます。

購入までが煩わしく感じてしまうのは僕だけではないはずです。

 

2-6. 栞やブックカバーを購入する費用がかかる

栞やブックカバーは個性を出せる楽しみですが、本当に必要ですか?

必要ではないですよね。むしろ「費用がかかるので無駄」と考える人も中にはいます。

書店で購入するとカバーや栞を無料で付けてくれますが、最後は廃棄に困ります。

結局は電子書籍の方がそこは手間が省けますよ。

 

では紙の本の特徴を理解していただけたところで、次に電子書籍について触れていきます。

今この時点であなたは、「電子書籍」と「紙の本」のどちらがいいと思いますか?

 

3. 電子書籍のメリット

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3-1. 本棚を持ち運べる

電子書籍は、書籍が全てデータ化されます。

なのでダウンロード(=購入)した電子書籍は全て端末で持ち運ぶことができます。

電子書籍サービスのほとんどは、購入した書籍を仮想本棚として並べられます。

これまで読んだ本が端末の中で綺麗に並べられているのです。もちろん好きな順番に変えることだって可能だと思います。

中には、次に読みたい本もリスト化しておくことも可能です。

電子書籍はデータなので、一切場所に困りません。

 

3-2. 在庫切れがない

紙の本は数に限りがありますが、電子書籍は数に限りがありません。

いわば在庫はいくらでもあるのです。

一切場所に困ることもなく、在庫切れも心配することがない。

 

電子書籍について考えたことがない人たちには新鮮に思えるでしょうね。

まだ他にも7つのメリットがありますよ。

 

3-3. マーカーやペンでの書き込みが消せる

紙の本に書き込みをしている人は朗報です。

電子書籍で書き込みをしたら、自由に消すことだって可能です。

ズーム機能がある電子書籍サービスだったら、より細かな書き込みもすることが可能になってきます。

 

紙の本に、マーカーなどで色付けをする際、間違った所にマークしてしまったらもう消すことは出来ません。

鉛筆で書いた書き込みを無理に消しゴムで消そうとしてページがグシャグシャになってしまう……。

電子書籍なら、そんな風になる可能性はゼロです。

 

3-4. いつでもどこでも読書ができる

電子端末さえあれば、いつでもどこでも、何をしていても読書することができます。

例えばお風呂です。

今の電子媒体は「防水」ではなく「耐水」の場合がほとんどです。万が一水の中に落としてしまった時も安心して読書ができます。

一方紙の本でお風呂で読書をしていると、紙がふやけてしまいページが波打った状態から元に戻らなくなる、なんて場合も考えられます。

電子書籍で読書をしようと思えば5秒ほどでできてしまいます。

スマホを見る感覚と同じですね。

 

3-5. 「検索機能」が使える

検索機能はおよそ2種類存在します。

①串刺し検索

②語句検索

1つ目の「串刺し検索」とは、Kindleのでよく見られる検索機能です。

自分の調べたいキーワードを検索すると、その書籍内に出てくるキーワードの前後の文章が一気に表示されるということです。

なので自分が『うろ覚えだけど、そこの一文がどうしても知りたい』という時に串刺し検索を使って、そのキーワードが載っているページを見つけることができるのです。

 

2つ目の「語句検索」は、至って普通です。

書籍の中に出てくるわからない文を辞書で検索してくれる機能です。

やはり、本を読んでいるとわからない言い回しや、語句がたくさん出てきます。いちいちスマホを取り出して調べるよりも圧倒的に効率的ですよね。

 

3-6. 自宅で本が購入できる

自宅で本が購入できるのは、電子書籍の特権とも言えます。

厳密には、通販サイトも自宅で本が購入できます。ですが購入した本が自宅に届くのは、翌日以降になります。

電子書籍だと、自宅で購入できるだけでなくすぐに読書が始められるというメリットもあるのです。

 

3-7. 永遠に紙が廃れない

電子書籍はデータですので、紙の本当は違い腐敗することはあり得ません。

先程かみのほんのデメリットでも紹介しましたが、古くなった紙の本だと虫がわき始めます。

電子書籍には虫はわきません。

 

3-8. 安く購入できる

電子書籍は、紙の本とは違って安く購入することができます。

紙の本は、定価の他に消費税や書店の人件費、土地代も含まれます。

電子書籍は、定価と消費税のみですので書店よりも安く販売されている場合が多いのです。

 

他にも電子書籍では、キャンペーンセールを実施している電子書籍サービスがほとんどです。

このラインナップの本を購入すると、今なら半額がキャッシュバックされたりと、電子書籍で購入した方がお得に本を購入する事ができるのです。

 

3-9. 明かりがなくても読める

紙の本を読むには明かりが必須です。

ですが電子書籍だと端末自体が光を発していますので明かりの必要性がありません。

暗いところでも読めます。

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目が悪くなるんじゃない?

そうお思いの人はいるはず。

ですがご安心ください。確固たる言い分があります。

1つは、光の露出度を調節することができるということです。

2つは、電子端末の発する光の中でも有害とされている「ブルーライト」は、日中の紫外線の方が3倍以上も多いことが判明しています。

 

要は、電子書籍は、暗い所でも読書ができるということです。

 

4. 電子書籍のデメリット

電子書籍のメリットは9つありました。

では続いてデメリットを見ていきましょう。

電子書籍のデメリットは5つです。ちなみに紙の本のデメリットは6つです。

 

4-1. 所有欲が薄い

電子書籍で読むと、どうしても本を読んでいる感覚とは違います。

電子書籍は全てデータですので、端末一つで様々な書籍を読むことができます。

便利ではありますが、紙の本を読んでいる感覚とはとうてい異なります。

『自分は本を読んでいる』という感覚が薄く感じてしまいます。

電子書籍と紙の本はほぼ違うものと見た方がいいですね。

 

4-2. なぜか抵抗がある

『なぜか知らんが、電子書籍がムリ』という人はいると思います。

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僕もそうでした!

本を読んでいる感覚ではないのです。

新しいものに抵抗があるのは人間としてなんら不思議なことではありません。

電子書籍のことをよくわからずに使うと、やはり紙の本の下位互換ととってしまい、嫌悪感を催してしまいます。

 

4-3. 目が疲れる

電子端末をずっと見ていると、どうしても、絵が疲れてしまいます。

ただでさえ、活字をずっと見ていたら疲れてしまうのに、電子媒体をずっと見ていると2倍疲れてしまう感じもします。

 

4-4. 解説・後書きが省略されている場合がある

電子書籍の中には「前書き・後書き・解説」の欄が省略されている場合があります。

紙の本は、改訂版を出版しなければなりませんよね。その時に内容がほとんど同じだとニーズが無いので「有名人による解説」などが載っている場合があります。

一方で電子書籍だとただアップロードをするだけで済みます。改訂版を再制作する必要もないので、「芸能人による解説」をする必要がないのです。

 

4-5. 読まなくなった本が売れない

電子書籍はデータなので、いくらでも複製をすることができます(個人ではなく企業が)。

出版社が発売した電子書籍を個人が好きな値段で売ることができたら、出版社は困ってしまいます。ただでさえ紙の本をブックオフに売りに行くのは出版社は反対しているほどです。

我々が購入した本を売ることは電子書籍では不可能です。

電子書籍を売ることができるのは、自分が執筆した商品のみになります。

 

5. 電子書籍と紙の本の比較まとめ

  電子書籍 紙の本
値段

若干安い

中古本が無い

若干高い

中古は安く購入可能

在庫切れ ない ある
機能性 高い 低い
寿命 データだから無い 紙だからある
読みやすさ 性能的に読みやすい 読み慣れている
キャンペーンやセールの多さ 多い  少ない
メリットの数 9つ  8つ
デメリットの数 5つ  6つ
こんな人にオススメ 情報優先で効率よく読書したい人 本が好きで読書を楽しみたい人

 【電子書籍の特徴】として

  • 読みやすさに特化している
  • 機能性が高く、持ち運びに便利
  • お得なセールやキャンペーンが多い

などの特徴が挙げられます。

スマホ一つで見られるようになったり、自分だけの本棚が持ち運べるようになったのは技術的な革新だと言えますね。

 

一方で、【紙の本の特徴】として

  • 読み慣れている
  • 五感で本を感じ取れる(匂いや紙質など)
  • 図書館で無料で借りられる

などが挙げられます。

紙の本は、紙の本で良さがあることがわかっていただけたと思います。

有料級の本が無料で借りられたり、中古の本が売れたりするのは、紙の本だけの特権ですね。

 

5-1. 年々利用者が増加している「電子書籍」 

電子書籍の市場規模

電子書籍・電子雑誌の市場規模予測

引用『HON.jp News Blog

グラフを見れば、電子書籍や電子雑誌の普及率が年々上昇していることがわかるかと思います。

2014年から2018年にかけての成長は著しく2022年までその成長予測は、飛ぶ鳥を落とす勢いですね。

その理由としてあげられるのが電子マンガです。

マンガは、今や素人が投稿できる世の中になりました。市場が高騰するにつれて、ニーズも高まり、今やマンガアプリのCMや広告を見かけない日は無いほどになりましたよね。

 

市場の規模が大きくなると、電子書籍サービスも、各々キャンペーンやセールを打ち出してきます。今電子書籍を始めると断然お得なことがわかっていただけましたか?

 

7. [まとめ]電子書籍と紙の本を使い分けるべき理由

電子書籍と紙の本を使い分けるキャッチコピー

結果として、僕は電子書籍と紙の本を使い分けるべきだと思います。

なぜならどちらに絞る必要なんてないからです。紙の本は紙の本で良さがたくさんありますし。電子書籍も然りです。先程メリット・デメリットを解説してので、皆さんもお分かりかと。

 

僕の使い分けかたは至って簡単です。

小説や文庫本は紙の本を使い、マンガや雑誌は電子書籍を使っています。理由は持ち運びがしにくいのは、漫画と雑誌だからです。

 

このように皆さん好きに使い分けるといいですよ。

また、お風呂で読書がしたい人は電子書籍を使うといいかもしれません。

僕はお風呂で漫画や雑誌が読めます。電子書籍ですからね。

 

あなたの好みに合った使い分けをしてみてください。

この記事が皆さんにとって参考になれば幸いです。