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【臓器移植のために生まれる】カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を読んで【本レビュー】

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こんにちは!ルーシィ(@Lucy93014)です。

 

カズオ・イシグロって誰?

カズオ・イシグロさん(本名:Sir Kazuo Ishiguro)は、長崎県出身の日系イギリス人小説家です。

 

僕は、最初日本人だと思っていました。

でも日系ってだけで実際はイギリス人だったんですね!

 

1989年に長編小説『日の名残り』でえいごけんでは最高クラスの文学賞で有名なブッカー賞を受賞しました。

『わたしを離さないで』をよんで思ったこと

『わたしを離さないで』は、全439ページからなります。

 

読むのに20日ほどかかりましたが、とても感慨深い作品だなと思いました!

主人公の日記目線で書かれた構成

この物語は、主人公の語り口で物語展開がされています。

 

なのでそれぞれの展開が、あくまでも主人公目線です。

そこがまた面白いんですよ!

 

この主人公自体もみんなと同じある施設で育った人です。

この施設が重要な鍵を握っているんですが、そこはご自分で読んで確認してみてください。

臓器移植のために生まれるってどんな気持ちだろう

臓器移植のために生まれるってどんな気持ちでしょうね……。

 

ドナー登録をする人は現実世界にもいます。

でも作中に出てくる人は、死ぬまで臓器を提供し続けます。

また、主人公目線なので、読んでいる僕自身もなんのために生きているのか分からなくなりそうでした。

まとめ

『わたしを離さないで』は、朝日新聞 平成の30冊で第二位に選ばれている名作です。

 

映画化もされています。

しかも邦画・洋画の2作品です。

みたことがない人は是非。