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【レビュー】億男は人生で1番考えさせられた本|お金が欲しいくせにお金のことを知ろうとしない

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こんにちは!ルーシィ(@Lucy93014)です。

 

今回は、ぼくがここ最近で1番考えさせられた本を紹介します。

川村元気さん著の『億男』です。

 

ざっくり説明したら

「主人公が3億円を宝くじで当てて、若手事業化の親友にごっそり持ち逃げされてあたふたする」

というストーリーです……笑。

こう聞いたら大して面白そうとは思えませんね笑

 

でもこの本は、お金が欲しい人には、是非太鼓判を押して進める本でもあります。

この記事を読んでくださる人には是非紹介する本も読んで欲しいので、ネタバレは極力避けます。

 

『億男』を読んで考えたこと

まず、レビュー記事ですので本を読んで考えたことを書いていきます!

 

億男は

  • 大倉一男
  • 九十九(つくも)

の2人が主人公です。

 

この2人を

  • 高橋一生
  • 佐藤健

の二人がそれぞれ主人公で映画化されています。

 

ぼくは、はじめに小説を読んでから映画を見たのですが、かなりイメージと違って面白かったです。

カットされて部分もあれば、小説には出てきていない展開もあったりしました!

 

お金が欲しいくせにお金のことを知ろうともしない

億男をよんで1番考えさせられたことは、「お金」についてです。

 

僕は、お金が欲しいです。

皆さんもそうです。

 

でもお金の形や柄、長さについては知ろうともしません。

好きな人の着る服や髪型、体型については知ろうとするのに何ででしょうか。

 

ということは、僕たちはお金が好きではないことがわかります。

「お金が好きじゃない人のところに、お金が寄ってくるわけないじゃないか」

本書で、九十九がこのようなことを言っていた気がします。

 

たしかにそうなんですよね。

だからぼくはお金についてもっとよく知ることにしました。

 

お金持ちと庶民の違いはなんだろう

お金持ちと庶民の違いは明確です。

「お金を持っているか」ですよね。

 

でも庶民に多額お金を持たせてもすぐに無くなります。

宝くじを当てた人は、周りの人から「財布」と思われます。

 

では、お金持ちと庶民の違いは、そもそもどこが違うんでしょうか。

それは、「億男」には具体的に書いてありません。

自分で答えを出すしかないようです。

 

いわゆる庶民派の中にもお金持ちはいますよね。

お金を流れないように栓を閉めている人です。

貯金をしたら、お金は出るどころか溜まる一方です。

 

庶民派じゃないお金持ちはちょっと違うと思います。

お金を生み出すのが上手なんだと思います。

 

チャップリンのある名言

『人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ』

チャーリー・チャップリン

本書では、この金言がキーワードになってきます。

この本で学んだこと

この本で学んだことはたくさんあります。

僕は、一人暮らしをしています。

しかも貧乏です。

 

だからこそ学べたこともあるんです。

お金そのものに価値なんてない

お金にはそもそも価値なんてないことがわかりました。

ただの紙切れなんですね。

だからキャッシュレス化が進むんですね。

我々がお金を通して夢見ることは虚像に過ぎない

僕をはじめとする庶民が憧れているお金持ちの姿は、虚像に過ぎないんだということがわかりました。

 

僕には、お金持ちの気持ちはわかりません。

でも庶民の気持ちはわかります。

 

少なくとも僕が思い描くお金持ちの姿はただのイメージに過ぎないんだと思います。

宝くじが買いたくなった

主人公の一男が宝くじで3億円を当てて、僕も宝くじが引きたくなってしまいました。

 

年末ジャンボ買おうかな。

まとめ

億男がこの間、金曜ロードshowで放送されていました。

映画バージョンでは、沢尻エリカさんも出演しているので、もうテレビで放送されることはないんでしょうかね。

 

僕は、小説の「億男」をオススメします。