【桑澤洋子の功績】『ふつうをつくる』をよんで感動した話【暮しのデザイナー】
こんにちは!ルーシィ(@Lucy93014)です。
今回は沢良子さん著
『ふつうをつくる 暮らしのデザイナー 桑澤洋子の物語』
を紹介していきます!
この本を読むきっかけは、この本が無料で配布されたからです。
この『ふつうをつくる』の物語の主人公である「桑澤洋子」さんは、私が通っている学校の創設者だからです。
桑澤洋子さんが創設した学校の一生徒として、彼女の功績を一部紹介していこうと思います!
『ふつうをつくる』を読んで思ったこと
『ふつうをつくる』は、著者である「沢良子」さんが物語の主人公である「桑澤洋子」さんの一生や功績、考え方について書かれていました。
戦後ファッションデザインのパイオニア|桑澤洋子
桑沢洋子さんが20世期の昭和時代に活躍した服飾デザイナーです。
桑澤デザイン研究所および東京造形大学の創立者で、バウハウスの理念を実践した方です。
服飾から生活全般にわたる分野において『産業デザイン』という言葉を提唱しました。
戦後のファッションデザインは西洋からのファッション文化と日本のファッション文化がまだ混ざり切っていなかった曖昧な時代でした。
そんな時代に新しい服飾形式やデザイン理念を作ったのは、本当に難しいでしょうね……。
戦後日本の服装は酷かった
戦後の日本は色々と不便でした。
男女差別が激しかった時代は、女性の仕事場は限られていました。
工業生産中心の経済において、工場で働く女性の服装は最適と呼ばれる服装ではなかったそうです。
桑澤洋子の『観察眼』
本書に書かれていますが、桑澤洋子さんは『観察眼』に秀でているそうです。
桑沢洋子さんが女子美術学校(=女子美術大学)似通っていた時代にデッサンをかなり勉強したそうです。
デッサンはモチーフ(=物体)をよく観察しなければいけません。
そういった経験を活かして、観察眼を日常生活に活かしているんでしょうね。
ふつうとはなんだろう
デザインの本質は「ふだん」の問題である
引用『ふつうをつくる 暮らしのデザイナー 桑澤洋子の物語』
ふつうというのは気付くのが難しいものです。
ましてや普通を作ることは困難です。
そんなふつうとはどういうものなのだろうか。
桑澤洋子さんは、そのふつうにいつも疑問を抱き、作る側と使う側の間に立ち続けていたそうです。
まとめ
『ふつうをつくる』は桑澤洋子さんの一生に関係する事が書かれている本です。
デザインにおける功績や考え方の他にも、桑沢洋子さんの恋愛や幼少期の生活についても書かれています。
どれも戦後日本の文化が背景にありますので、我々には馴染みのない生活に新鮮味を感じました。
ファッションに興味のある方も見る価値ありです!